商標とは、商品や役務(サービス)に使用される標章(マーク)のことです。
これだけでは何だかよく分かりませんね。
世の中には、ロゴマーク、会社名、店舗名、商品名、商品シリーズ名、ブランド名、サービス名、様々な商標が溢れています。
変わったところでは、立体商標、音の商標、地域団体商標などというものもあります。
商品や商品の包装に直接記載されたものだけが商標ではありません。
看板、カタログ、名刺、取引書類といった取引に用いるものに記載されたり、飲食物の提供に用いられるお皿やカップに記された店名やマークも商標です。
私達は普段から、様々な商標を商品やサービスの選択の基準にしています。
コーヒーを飲みたい時、ロゴマークや店舗名を見て「このお店の味が好きだ」「ここのお店は安い」「ここのお店は雰囲気がよかった」とお店を選んだことはありませんか?
商標は、その商品やサービスの出所、誰が提供する商品やサービスなのかを示しています。
同じ商標が付された商品やサービスが、常に同じ出所から提供されることで、商標を手がかりに商品やサービスを選択すれば、期待通りの品質・質を享受できるのです。
「このロゴマークのついたパソコンはお洒落で格好いい」
「この会社のこのシリーズの自動車なら品質は確かだろう」
「このスーパーは品ぞろえがいいのに安くて接客も行き届いている」
「このボールペンは持ちやすくて書き味が良くて、これ以外は使いたくない」
「この保険はTVでCMをしていて良さそうだから一度資料を見てみるか」
「あの人形型の看板(立体商標)の置いてあるお店のケーキは美味しい」
「CMでよく耳にする袋麺ブランド(音の商標)の味噌味が好きだ」
「〇〇牛(地域団体商標)といえば上質な脂がのった最高級の和牛だ」
では、その商標を登録する商標登録とは何でしょう?
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。